はじめに
この記事は#音ゲーマー達の発信所 (2枚目) Advent Calendar 2016 21日目の記事です.
さて,イノベーターの皆さま,クロスビーツで重要な技術といえば何でしょう?
そう,混フレ処理ですね!
Lv50くらいからぼちぼち表れ始める混合フレーズ(混フレ)ですが,攻略に苦労されている方も多いようです.
特にTHE SUN取得を目的としてRP1500を目指す方は,LV65前後の譜面のUFC(ULTIMATEゲージかつフルコンボ)が求められるので,混フレ対策は必須でしょう.
本記事では,混フレを8分型と付点8分型に分類し,それらのリズムを身に着けることで混フレを攻略することを目的とします.
混フレ
混フレはたいていの場合,片手がリズム,片手がメロディを担います.左手がリズム,右手がメロディであることが多いですが,クロスビーツでは入れ替わりも結構起きます.
(以下,説明の都合上左手がリズム,右手がメロディとして考えます.)
特によくあるのが,左手が4分のリズムでタンタンタンタンと打ち続けるものです(バスドラム合わせ).非常にありふれていて,angelik-vice(HARD)から上はMEGALOMANiまで,
4つ打ちの曲ならほぼ間違いなく出てくるパターンです.レベル帯が低めだとウンタンウンタンのリズム(スネアドラム合わせ)のものも多いです.
では右手についてです.右手はメロディーに合っていることが多いため,すべてに完全に共通するパターンがあるというわけではないです.
では一般的なパターン分けが不可能……かというとそんなことはなく,実はだいたい2パターンに分けられ,ほとんどのものはその2パターン+それらの複合で説明が付きます.
この2パターンの感覚が分かればかなり混フレが捌きやすくなります.
以下,その2パターンについて説明します.
8分型
まず,最もよく見ると思われる8分型から.右手は8分のリズムでタタタタタタタタです.
ただ,図のように1小節全てが埋まっていることは少ないです.
例えばEMERALD KISS(MASTER)の混フレではこうです.(動画の1:13あたり)
表現するならタタタタータタタータタタータタタでしょうか.このように,8分型では幾つか歯抜けになったようなメロディであることが多いです.
付点8分型
まず付点8分ってなんだよとなるかもしれませんが,これは8分+16分の長さを意味します.(分かんなくても画像を見て動画見れば分かると思います)
表現するならタッッタッッタッッタッタッでしょうか.これも結構あります.例えばHere comes the sun ~For you~(UNLIMITED)とかでしょうか.
ゲームが違いますがEvans(EXTREME)も実はこれが基本です.
このパターン,次のタイプもあります.
タッッタッッタッタッッタッッタッですね.この二つはほぼ亜種のようなものととらえてよいと思います.ぶっちゃけ一つ前の物(タイプ1とします)のほうが複雑なので,そっちができればこっちはわりとすんなりいけるのでは?
そんなに忠実な例が多くないように思います.
angelik-vice(HARD)は,メロディの間隔が倍ですが当てはまります.(1:08から)
あとはアヴェ・マリア(MASTER)でしょうか.リズム側が歯抜けですが当てはまります.ちょっとだけですが
とまあ,タイプ1ができればぶっちゃけできるし,例も少ないので,付点8分型としてまとめて扱ってしまいます.
(追記:後述のBurst the gravity(UNLIMITED)に典型的なものがあるので,上記2つでよくわからなかった人はそちらを見るといいと思います)
練習曲
クロスビーツは各譜面ごとに研究が必要な側面があるのですが,混フレパターンを知っているとかなりそれが楽ですし,慣れてくればLv70くらいまでなら初見UFCも(場合によっては100%も!)狙えます.
そのため,各パターンを練習しておくのをオススメします.
ここでは,その練習に使えそうな譜面をいくつか挙げていきます.
注意
筆者はほぼREVばっかりなので,アプリ版の知識に乏しいです.アプリ版でいいのがあったら教えてください.
あと,HARD以下の知識も乏しいです.冒頭でRP1500を目指す人はLv65が~とかいってましたが,平気でそのくらいの譜面を挙げます.
(混フレがあるとどうしてもレベルが上がりやすいという側面もあります)
練習のまえに,混フレの考え方
混フレをたたくとき重要なのは,両手を一緒に考えることです.
例えば典型的8分型譜面のときは,「右手がタタタタタタタタで,左手はタンタンタンタンで……」とやるのではなく,「ダタダタダタダタ」と考えます.
典型的付点8分型ならば,「右手がタッッタッッタッッタッタッで,左手はタンタンタンタンで……」とやるのではなく,「ダッッタラッタッタラッッダッタッ」と考えます.
コツとしては,同時押しを強く意識することです.同時押しマーカーが出ていたらその同時押しだけはちゃんとやるようにしてみると,意外とうまくいきます.
また,今出ましたが,同時押しマーカーは混フレを捌くうえでとても重要です.(たまに同時押しマーカーがでない混フレがあり,そういうのはかなり理解しにくい)
どれが同時でどれが同時でないのか,よく見ましょう.
(コナミ系に親しみのある方に分かりやすい言い方をすると,横認識のような感覚で,面認識をするイメージです)
まとめると,リズムは両手一緒に考える,同時押しは同時に押すことを強く意識,です.
8分型
ぶっちゃけこれ!といった練習曲はないです(オイ).このパターンに該当する楽曲,多すぎると思います.そのくらいありふれています.
Iroha(MASTER)の序盤はちょっと配置が特殊ですが,シンプルで間隔をつかむのによいと思います.Lvも55とリーズナブル,良心的な価格です……
海色(MASTER)はリズムがスネアですが悪くないです.iOSでもできるのがgood
Burst the gravity(UNLIMITED)は同じくリズムがスネア合わせですがBPMは落ちますし比較的素直でよいのではないでしょうか.(追記:書き終わってから気づいたけど,これ完全に付点8分タイプ2の説明にいいやつだ)
HONEY SUNRiSE(HARD)なんかもよいのではないでしょうか.早いしちゃんと4つ打ちするのできついかもしれないですが,Burst the gravityに比べるとメロディはシンプルです.
付点8分型
ぶっちゃけ混フレができない人はこっちのほうがきついのではないでしょうか? 同時押しマーカーが出にくいですし,右手と左手の順番も分かりにくいですし……
最大のお勧めは,Phase Angel(MASTER)です.Lv65なのですが,ぶっちゃけそんなにないです.同系統のパターンが何度も続くので,本当に練習になります.左右入れ替わりも左手を動かす練習だと思えば……
「ダッッタラッタッタラッッダッッッ」と,付点8分型タイプ1の最後がないですが,その前の混乱しやすい部分を何度も練習できる最高の練習曲だと思います.右軸がきつい? がんばれ!
あとは例に挙げたHere comes the sun ~For you~(UNLIMITED)もまさに型通りの物が序盤にきます.(問題はこの譜面の終盤が結構難しいことでしょうか)
ゲームが違いますがThe wind of gold(EXTREME)もPhase Angelと同じようなリズムが大量に出てきていいかもしれないです.(何の記事だ?)
複合型
こんなタイプ説明していないのですが,重要なのでここでついでに取り上げます.
たぶん私が気づいてないだけでめちゃくちゃたくさんある(気がする)のですが,思いついた例を挙げます.
angelik-vice(HARD)
またまた登場です.低難易度にもかかわらずあります.とはいっても,1:08から始まる混フレの2小節目の終わり際にちょろっとですが.
THIS IS HDM(MASTER)
8分型と付点8分型が入り乱れています.(これ実は60にしてはむずい?)2つのパターンのおさらいとしていいかも.
Strayer(UNLIMITED)
フリックのせいでレベルが高い……序盤はリズムがスネアな8分型,中盤のブレイク以降は混合型です.腕試しにどうぞ(練習曲とは?)
あと,もはやゲームでもないんですけど,ポルノグラフィティのアゲハ蝶のチャッチャ,チャッチャッチャを4つ打ちのリズムとりながらやるといいです.(なぜこの記事に書く?)
この記事で説明しなかったこと
ドラムンベース型
「ドッタッッドタッ」ってやつのことです.動画見ましょう.
生々世々(UNLIMITED)
はい,難しいです.Lv78ですからね.
基本の範疇からは難易度的に外れますし,スネアだけを取って「ウンタンウンタン」にされてしまうことが多い気がするので(YEJIとか),本記事では取り上げませんでした.
その他いろいろ
正直今回あげたパターンから漏れるものはなんだかんだあります.
海色(UNLIMITED)序盤の意味不明なやつとか.(動画の0:38あたり)
こういうのは本当にしんどいですが,一方でかなりの例外です.正直ほぼ無いです.そのため,本記事では取り上げませんでした.
(あと海色8分系の練習にいいですね.)
さいごに
結局,混フレなんて今回説明した2パターンの要素が組み合わさってるだけのことがほとんどです.
最近はいったツカイステ・デッドワールドの序盤混フレは,メロディは8分型に16部が混じっていて,リズムは付点8分タイプ2の最初をなくしただけです.
大量の解禁難民を生み出した(らしい)Hervor(UNLIMITED)の最後なんて,右手は8分,左手は付点8分タイプ2です.
吉田沙保里のおかげで大ブレイク(?)したangelik-vice(MASTER)はリズムは8分をちょっと拡張して16分3連にして,メロディは付点8分タイプ2の間隔を広げたバージョンです.
何か無理がある気がしなくもないのですが,複雑そうな混フレもだいたい今回述べた,8分型,付点8分型の組み合わせで表現できるのです.
混フレは友達,怖くない!ありがとうございました.